太平洋の島国ツヴァル、中国の申し出を突っぱねる 台湾を支持

An aerial image of Funafuti, Tuvalu, on 15 August 2018 Image copyright Getty Images
Image caption ツヴァルは海面上昇によって消滅する危険性が指摘されている

海面上昇による水没の危機に直面している南太平洋の島国ツヴァルが、人工島を建設するという中国からの支援の申し出をはねつけた。

ツヴァルのサイモン・コフィ外相は、「中国の狙いは台湾の影響を弱めることにある」との見方を、ロイター通信に語った。

同時に、台湾への支持を改めて明確にした。

中国は太平洋地域における影響力の拡大を図っている。その動きを、アメリカとその同盟国は警戒している。

狙いは軍事基地?

コフィ氏によると、中国の複数の企業がツヴァルの各地域で、人工島の建設を持ちかけていたという。その際、4億ドル(約434億円)規模の政府の計画だと説明したという。

コフィ氏は、それらの中国企業は中国政府の支援を受けていたとみている。

「借金についていろんな情報を耳にしている。中国は我々の島々を購入し、この地域に軍事基地を建設しようとしている。我々はそれを懸念している」

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Image caption ツヴァルのコフィ外相は、台湾との外交関係を維持すると語った

台湾から中国に続々シフト

台湾を主権国家と認め、全面的な外交委関係を結んでいるのは、現在15カ国しかない。

多くの国が近年、台湾から中国へとシフトし、関係強化に努めている。

最近もキリバスとソロモン諸島が、台湾と断交し、新たに中国と外交関係を結んだ。中国に対しては、経済援助と航空機贈与をちらつかせ、両国を引き寄せたとの批判が出ている。

中国は、台湾を国家として承認する国との外交関係を拒絶する方針を貫いている。

「団結して中国に対抗」

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「一致団結し協力することで生まれる力は大きい」とロイター通信に述べ、こう加えた。

「パートナーの国々と力を合わせることで、中国本土の影響に対抗することができる」

台湾総統の追い風となるか

中国政府は台湾に対し、香港と同様に「一国二制度」の下で、台湾を治めるよう提案している。

台湾では2016年、蔡英文氏が総統に就任。以来、7カ国が台湾との外交関係を解消している。

ツヴァルの支持表明は、来年1月の再選を目指す蔡総統にとって追い風になる可能性がある。

(英語記事 Tiny Pacific nation turns down Chinese islands

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